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子どもとの「小さな約束」は守るべき理由〜マシュマロ実験から学ぶ〜

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マシュマロ実験って知ってますか?

 

マシュマロ実験とは、1960年代後半〜1970年代前半にかけてスタンフォード大学の心理学者であるウォルター・ミシェル氏が実施した実験です。

マシュマロを使って、子どもの自制心将来の社会的成果の関連性を測ることを目的としていました。

4歳の子どもたちが被験者として参加し、一人ずつ、マシュマロ1個と机とイスだけがある部屋に通されました。

実験者は

私が帰ってくるまでの15分の間、マシュマロを食べるのを我慢できたら、マシュマロをもう1つあげます。

と子どもたちに告げて部屋を去り、その後の子どもたちの行動を観察しました。

その結果、

実験者が戻ってくるまで我慢をし通して2個目のマシュマロを手に入れた子どもは3分の1。

さらに追跡調査の結果、マシュマロを食べなかったグループは後の人生で優秀だと評価されたことが判明しました
(大学進学適性試験の点数が、トータルスコアで210点も異なったそうです)。

 

 

マシュマロ実験の考察

この実験の考察としては、

我慢した子の方が、我慢することを覚えることができるため、良い大学に進学できたり、良い就職先に就職できたりし、優秀と評価される人生を歩むのではないか。

と述べられています。

いわゆる、自制心がよりよい結果に結びつく、という結果です。

 

しかし、最新の研究では、それは限定的である、と述べられています。

つまり、2個目のマシュマロが得られるかどうかは、「子どもの社会的・経済的背景」に左右される、ということが述べられています。

人格・性格は遺伝で決まるものではなく、「社会的・経済的背景」で決まるのではないか、ということです。

 

どういうことでしょう?

 

 

「小さな約束」の大切さ

この結果から学ぶ重要なことは1つ。

小さな約束でも守ること

よく、しつけのために

お手伝いしたらアイスあげるよ!

言うこと聞いたらyoutube見てもいいよ。

といったように、子どもと小さい約束をすることがありますよね。

での、この小さい約束って、

たまに破ってしまっていませんか?

子ども相手だし、そんなに気にしないだろうな、なんて思ってると大間違いです。

そのような経験をした子どもって、

どうせ裏切られる

とか

期待しない方がいいな

なんて思ってしまうようです。

諦め」の感情ですよね。

だったら1個目のマシュマロ食べちゃおっ!

ってなるわけですね。

どうせ頑張ったっていいことないし。

どうせやったって無駄でしょ。

なんて性格になってしまっては、勉強して大学にったり、過酷な就職面接を受けて就職しようなんて思わないですよね。

それよりも、

少し我慢して2個もらった方が得でしょ!

という性格になった方が、

頑張って勉強して大学に行った方が就職に有利でしょ!

少し我慢して仕事した方が評価されて年収上がるでしょ!

と、優秀な人生と評価されることになる可能性が高いと考えられます。

 

「人格・性格は遺伝で決まるものではなく、社会的・経済的背景で決まるのではないか」というのは、

おそらく、いわゆる貧しい家庭では、「小さな約束」を守らない親が多いのではないか、ということかと思います。

 

 

期待ができるように育てる

マシュマロ実験を調べていると、かの有名なひろゆき氏も同様のことを述べていました。

教育の目的は、未来を信じられるように育てること。

勉強も大事だと思いますが、それよりも、「今頑張っておけば、後で楽になる」ということを根本的に信じられるかどうかのほうが重要と。

それを信じ込ませるためには、子どもとの「小さな約束」でも守らないといけません。

どんなに事情が変わったり、金銭的にケチだとしても、言ったことはちゃんと守る

そんなような、子どもを「子ども扱いしない大人」が、いい親とされます。

 

いくら経済的にきつくて、余裕がなくても、子どもとの約束はしっかり守りましょう。

それがいい子に育つ1つの条件かもしれませんね。

 

おとーちゃんもさっそく実践中。

 

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