ここ数年、夏の夜が異常に暑い。
おとーちゃんは、正直、暑いのが苦手。
寒ければ服を着ればいい。
暖房もあるし、毛布にくるまって丸くなればいい。
でも、暑いと脱ぐにも限界がある。
風もなく、湿度ばかりがまとわりつく夜は、どうにもならない。
そんな夜に、おとーちゃんは思う。
「これ、いつまで続くんだろう。」
エアコンの音は子守唄
エアコンの音が、スズキ家の眠りの子守唄になったのは、いつからだったろう。
扇風機とタッグを組んで、涼を届けてくれる頼もしい相棒たち。
けど、それでも汗は滲むし、布団はじっとりする。
長女ちゃんも次女ちゃんも、寝ながらゴロゴロと場所を変え、時に蹴られ、時に乗られ、ときに踏まれ・・・。
おかーちゃんはというと、
「暑い〜」
と何度も唸りながらも、スヤスヤ眠っていたりする。
たくましいな・・・。
我が家が一番の温暖化
地球温暖化って、ニュースではよく聞くけれど、我が家の寝室で一番感じてるんじゃないか?と思う夜がある。
窓を開けても熱気がこもる。
外からは、どこかのお家のエアコンの室外機の音が響く。
ああ、みんなも同じなんだな、と思いつつ、じゃあ「どうすれば涼しく眠れるのか」って、改めて調べてみたんだ。
夜の暑さ対策、してますか?――おとーちゃん調べてみた
- エアコンの温度は28℃?26℃?
省エネでいえば28℃が推奨らしい。でも、寝苦しくて目が覚めるくらいなら、26〜27℃くらいにして、風量を弱めにするのが良いらしい。
おとーちゃん的には26.5℃がベスト。
でもおかーちゃんは「寒い」と言う。
ここは家庭内気候会議が必要かもしれない。 - 扇風機を首振りにして、空気を回す
同じ場所に風が当たると体がだるくなるので、首振りモードで空気を循環。
足元の方に置いて、間接的に風が当たるようにすると快適。
ちなみに我が家の扇風機、次女ちゃんが勝手に風量Maxにしています。 - 冷感敷きパッドと冷感タオルケット
夏になると、無印良品やニトリで出てくる「接触冷感」シリーズ。
これ、意外と効果ある。
最初はヒヤッとして「おお!」となるけど、朝方にはぬるくなる。
けど、最初のヒヤッに癒されるだけで、だいぶ違う。
おすすめ。 - 冷凍ペットボトル+枕元にタオル
水を入れた500mlペットボトルを凍らせて、タオルにくるんで枕元へ。
即席の保冷剤。
これが意外と涼しい。
次女ちゃんがかじらないように注意。 - 風呂上がりに冷水シャワー
寝る直前にぬるめのお湯で汗を流し、最後だけ冷水を浴びる。
これで体温が少し下がって、入眠しやすくなるらしい。
おとーちゃんにはちょっとスパルタな方法だけど…やってみると、案外気持ちよかったりする。
暑いものは暑い
でも、どれだけ対策しても、暑いものは暑い。
もはや、夜は“耐える時間”と化している気もする。
「夏は夜」とは言うけれど、平安の昔とは湿度も気温も全然違う。
あちらは鈴虫の音に風情を感じていたのに、こちらはエアコンの音に生存を感じている。
次女ちゃんが
「ふぇ・・・」
と泣いた。
おむつ? おっぱい?
いや、きっと暑いのかな。
布団から出して、背中を軽く拭いて、少しだけ抱っこして、再び置く。
おいた後に横向きする。
すると、小さな手足が広がって、ぱたん、と静かになる。
それを見て、ふと思う。
この子たちが大人になる頃、夏の夜は、どうなってるんだろう。
もっと暑くなってるのかな。
それとも、未来の技術が涼しさを届けてくれるのかな。
おとーちゃんは、昔よりずっと「夜」という時間に悩まされている。
子どもたちが寝苦しそうに寝返りを打つのを見て、できることを全部試して、それでも汗ばむ我が家で、そっと考える。
どうか、来年は、もう少し涼しくなりますように。
扇風機の風に吹かれながら、願う夏の夜。
夜が暑いと、心も体も疲れてしまう。
でも、小さな工夫を積み重ねて、少しでも涼しく過ごせたら、それだけで、夏がほんの少し好きになれる・・・かもしれない。
以上、おとーちゃんの「夜の暑さとの戦い」でした。
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