医療業界は上下関係が厳しい
おとーちゃんは理学療法士です。
職場は総合病院。
もちろんヒエラルキーはしっかりとしており、
なんとなくですが、
医師>看護師>その他コメディカル
みたいな上限関係が築かれています。
医師を除く医療従事者のこと。
看護師、理学療法士、作業療法士、薬剤師、臨床検査技師、など
また、その影響もあるかもしれませんが、各科内でも上下関係は厳しく、基本的に出世するのは年功序列です。
そのため、先に入った方や経験年数が上の方が先輩という雰囲気が強いです。
もちろん医療現場は経験が全て、なんて言われるくらいなので、その雰囲気があるのは不思議ではありません。
Z世代が働く現代
最近話題なのが、Z世代。
1996年~2015年に生まれた方を指す言葉。
産まれたときからインターネットが存在しており、インターネット上から情報を集めるのが当たり前。
ブランド志向が弱く、「自身の価値観に合う」ものを選ぶ傾向が強い。
個性を大事にしている世代。
このZ世代が社会人となってきた最近では、職場内でのジェネレーションギャップが大きくなったと、よくおとーちゃんの先輩は言っています。
Z世代の特徴とは、
- 多様性を受け入れている
- 実力主義
- お金よりやりがい
- 自己成長を望む(自分自身を磨く)
- 効率化を求める
がよく挙げられるようです。
そのため、いわゆる昭和世代の方々がおっしゃっている、
- 目上の人を敬う
- ここではこのやり方だ
- 結果よりも内容
なんていう考え方とは、相反する部分があります。
Z世代が陥る間違い
しかしおとーちゃんは、Z世代の考えが全て良しとは思いません。
昭和世代の考え方で育ってきたおとーちゃんは、昭和世代の考えにも共感する部分があると感じます。
「ここではこのやり方だ」に関して
たしかに不効率だと思う部分は、その職場だってたいていありますよね。
例えばハンコ、三重チェック、点検作業、人員配置。
上司が決めたことですが、無駄だと思うことは多くあります。
ですが、Z世代の方は、それを頭ごなしに否定することがある気がします。
自分が営む場所ならそれでも良いでしょう。
しかし、もしも雇われの身だとしたら、上司に逆らうこと自体が自分を追い込むことになります。
- もしかしたら扱いが雑になるかもしれないし
- もしかしたら依頼が全く来なくなるかもしれないし
- もしかしたら頭ごなしに怒られる回数が増えるかもしれない
雇われの身である以上、
いかに扱いやすい人材になるかが、その職場内での自分の立ち位置を決めることにつながることが多いです。
あの人が決めることは非効率だ、
といったような否定ではなく、
このようにするとより効率的かと思うのですが?
といった提案に置き換えるだけでも上司の反応は異なります。
調子に乗ってしまう
実力主義はとても大事です。
上司よりも仕事ができる部下なんて、世の中にはたくさんいます。
ですが、Z世代を中心に、若手が陥りやすい点として、
勉強した
↓
きっとみんな知らない知識
↓
自分はなかなか勉強している
↓
上司はできていない
↓
自分の方が仕事ができる
といった勘違いです。
確かに勉強していない上司もいるでしょう。
しかし、自分が勉強したことは、上司も過去に勉強している可能性もあります。
それを考えずに、勉強した自分はできる人なんだ、と勘違いしてしまうと、
「あの人はできない人だ」
「あの人には聞かない方が良い」
なんて先輩を勝手な基準で判断してしまいます。
先輩は先輩で、さまざまな経験を活かして、考えて行動しているかもしれません。
実力主義を勘違いしてしまう前に、
実際に先輩に話を聞いてから、先輩の実力を把握することをオススメします。
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