IT関係の患者と話してて
おとーちゃんは理学療法士です。
病気や怪我をした方のリハビリテーションに携わっているわけですが、やっぱり医療の世界なのでさまざまな業界の方とお話しするのです。
今現在担当している方の職業だけ挙げても、
- 自動車
- 在宅ワーク
- 建築
- 飲食店経営
- 電力
- 政治
- IT
- 警察官
- 消防士
などなど
本当にさまざまで、お話を聞いているだけでも、おもしろいですし勉強になります。
その中で、最近IT関係の方と話しました。
その方は、教育委員会から委託を受けて黒板や教科書など教育関連のものに対してデジタルを取り入れ、教員へ指導するという仕事だそうです。
すごく良いですよね。かっこいいと思いました。
授業中に文章や写真では理解できないようなことでも、動画を見ることができますし、
紙の教科書を大量に持ち運ぶことも少なくなるかもしれません。
おとーちゃん的には、チョークが苦手だったので、黒板がなくなることは大賛成です。笑
そのIT関係の患者がある悩みを言っていました。
「教育委員会から委託を受けているにもかかわらず。使いたがらない教員が多い。」
これは問題だと思いました。
しかも使いたがらない教員のほとんどはベテラン世代とのこと。
なんで使いたがらないんでしょうか?
デジタル教科書
新年度から全ての小中学校にデジタル教科書が無償提供されるそうです。
まずは外国語からということで、たしか令和6年度での本格導入を目指すという話だったはずです。
〜紙の教科書のメリット〜
- 直接書き込める
〜紙の教科書のデメリット〜
- ランドセルが重たくなるので子どもの成長に影響を与える
- 教科書を作るための資源が大量に必要
といったところでしょうか。
著作権法第35条には
「生徒は授業の過程で使用するために著作物を複製できる」
とあるので、学校がデジタル教科書を購入すれば、生徒は購入する必要がなくなるかもしれませんね。
最近のデジタル教科書は文字を書き込んだりマーカーを引いたりもできるよみたいで、さらには音声や映像を見ることができる教材もあるそうです。
物理、化学、生物、地学なんかの理科は、動画があった方が明らかに理解しやすいし、面白く感じると思います。
もちろんデジタル教科書のデメリットもあります。
- 高価だから壊すとと修理代が高い
- 既存のタブレットでのアプリ形式だと、子どもが授業中にほかのアプリを見てしまう
などですかね。
ですが、既存のタブレットでも教科書アプリ以外を使ったら教師に連絡がいくような仕組みにもできるそうです。
ここまでをまとめて考えてみると、デジタル教科書には紙の教科書には提供できない、とても大きなメリットがあることがわかります。
なぜ使わない?
先日、とある番組で同じような内容が討論されていたのですが、その番組によると
オランダなどのヨーロッパでは、電子黒板などのデジタル化が進んでいるが、その製品は日本製のものが多い
ということらしいのです。
(イギリスでは約90%に電子黒板が普及したそうです。)
あれ?デジタル化が進まないのは技術の問題ではないということになります。
だって日本製のものはすでにあるんですもの。笑
つまり、そのデジタル化を導入するのに反対する人がいるということになってきます。
これはなんでそう言っているかというと、先ほど出てきたIT関連の患者が同様のことをベテラン教師によく言われるそうです。
「めんどくさい」
「なんでわざわざ変える必要があるんだ」
「おれはデジタルでは勉強を教えられない」
といった感じだったそうです。
逆に、若い先生はかなり乗り気だそうで、ぜひ勉強させてくださいという姿勢だそうです。
思ったこと
なんか現代社会はこんなもんかと思っちゃいますよね
このエピソードを振り返ると、日本社会の成り立ちはみんなこんな感じなんだろうなって思ってしまいます。
なにか現代社会にあった事柄に対して、改革をしようとしても、現代社会を仕切っている方々が、特に変えようとしない、理由は具体的に示さない、議論します、みたいな。笑
おとーちゃんは親になって、やっとこのような日本社会や政治に興味を持ってきたので、最近ではしっかり選挙に行くようにしています。
現代社会を生きる私たち世代、今後の子どもたちの世代のことをしっかり考えて、自分の意見が国政に届くようにしっかり勉強して、選挙に参加して、未来を考えていきたいと感じました。
(デジタル教科書の話から、最後はとても大雑把な感想になってしまいました。笑)
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