日銀のまさかの発表
2022年12月19日〜20日に開かれた日銀の金融政策決定会合にて、
「従来0.25%程度としてきた長期金利の変動許容幅を0.5%に拡大する」
という大規模緩和を修正するという方針を決めました。
おとーちゃんてきには、発表された時には、
「なんか関係ありそうだけど、よくわかんないや。」
といった感想でした。
ですが、
最近スズキ家にはビックイベントがありました。
それは、
マイホーム購入!
住宅ローン返済開始!
です。
「え、もしかして住宅ローンの金利に影響ある?やばい!変動金利で借りてるから、、やばい!?」
なんて焦ってしまったので、勉強しました。
変動金利とは
住宅ローンの返済期間中に適用される金利が、変わっていくというものです。
簡単な内容については、
- 金利の見直しは半年に1回
- 金利が変わってしまっても、5年間は月々の返済は変わらない
- 金利見直し後の返済額は、直前の返済額の最大1.25%まで
おとーちゃんも、銀行の説明で知ったのですが、
金利が急上昇したからといって、返済額が何倍にも上がってしまう、ということはないようです。
(このようなルールがない銀行もあるようですが・・・。)
さて、変動金利で難しいのがここから。
返済額が変わるのは、5年後からなんですけど、半年後とに金利の見直しをするのは、
「元金と金利の割合が変わっている」ためです。
例えば、
金利見直しの前では、
元本90万円、金利10万円
ですが、半年経ち、金利を見直した後では、
元本80万円、金利20万円
といったように、
返済額は同じでも、元本部分が変わっています。
つまり、
金利が上昇すると、元本部分の割合が減少し、返済が遅れてしまう、と言うことです。
逆に言えば、
金利が下がれば、元本部分の割合が増えて、返済が早まります。
変動金利は日銀の政策金利に影響されている
変動金利は、短期金利と呼ばれる日銀の政策金利によって決まります。
政策金利(短期金利)とは、
日銀が一般の銀行にお金を貸す時の金利のこと。
日銀は、おとーちゃん達一般人がお金を預ける銀行ではありませんよね。
「銀行にお金を貸す銀行」です。
日銀が、低金利で銀行にお金を貸せば、その銀行からお金を借りる人がたくさん増えて、消費が増えるため景気がよくなります。
逆に、
日銀が高金利で銀子にお金を貸せば、その銀行からお金を借りる人がへ減ってしまい、消費が減り景気が悪くなります。
このように、景気を「金利を動かすことで」調整するのが日銀ということですね。
ということは、
住宅ローンの変動金利は、この政策金利(短期金利)の影響を強く受けるということです。
日銀が発表したのは長期金利の話
ここであれ?ってなりませんか?
12月に発表されたのは、「短期金利」の話ではなく、
「長期金利」の話ですよね。
住宅ローンの変動金利は、政策金利、つまり短期金利に影響されます。
どういうことでしょうか?
焦らなくていいのでしょうか?
現在の日本でもインフレが進んでいる、ということはいわれています。
物価が上がり続けて、お金の価値が下がり続けることです。
でもこれって、景気がいいから起きているインフレなのでしょうか?
おとーちゃんの周りは、景気がよくありません・・・。
現在の日本で起きているインフレは、景気がよくなり、給料が上がった結果、物価が上がった、という訳ではありません。
あくまで、コロナ禍や戦争、円安によって、輸入品の値段が上がったために起こっているインフレです。
仕入れ値が上がっただけです。泣
日銀は、
物価や給料が上がって、「景気が過熱し、バブルになってしまうかもしれない!」
という時に、政策金利(短期金利)を上げるようです。
住宅ローンの変動金利は、それにつられて上がるはずです。
景気が悪い状況で、政策金利を上がることは、景気にさらなるストップをかけることになります。
なので、
現状、日銀が政策金利(短期金利)を上げることはないという意見が多いようです。
安心したーーー。
よかった。笑
(ちなみに、長期金利は住宅ローンの固定金利に影響するようです。しかも、すでに住宅ローンを固定金利で組んでいる人への影響はないようです。)
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