仕事がしんどいと感じていた
おとーちゃんは理学療法士です。
総合病院勤務です。
ここ3ヶ月くらいでしょうか。
リハビリの仕事がしんどく感じていました。
もしかして、
リハビリが嫌いになった?
別にプライベートに問題があったわけではありません。
ただ、
リハビリという仕事に行きたくないな、
と感じる日々が続いていました。
なんとなく
おかーちゃんへの愚痴も減っていたような気がします。
いつも愚痴があればおかーちゃんに聞いてもらい、
発散していたのに。
しんどい理由は担当患者?
そして今月に入り、仕事に行くのが楽になってきました。
きっかけはおそらくプライベートではありません。
それは、
担当患者だったと思います。
患者を悪く言っているわけではありません。
現状、おとーちゃんは
整形外科や脳神経外科、消化器外科などの
外科の患者を担当しています。
わかりやすくいうと、手術を必要とする患者です。
整形外科は怪我をした患者。
リハビリをすることで、スポーツや仕事への復帰を目指します。
脳神経外科は脳の病気や脊椎の病気を患った患者。
運動麻痺や腰・足の痛みによって、生活が困難となった患者に対して、リハビリをすることで生活復帰を目指します。
消化器外科は胃や腸の病気を患った患者。
癌などの病気で、
お腹の痛みや吐き気などを訴える患者に対して、
リハビリで術後早期に生活復帰を目指します。
ここ3ヶ月、なんか患者数が少なく、
患者の年齢層も高い印象でした。
しかも、消化器外科が多かったため、
自身にとってリハビリの必要性を感じない方が
多かったです。
だって、癌などの病気ですからね。
そのため、リハビリする以前に、
認知症が重度だったり、
起きるのを拒否する方が多かったです。
医師の指示のため、
おとーちゃんたちリハビリは仕事をしに行きます。
ですが、
強い言葉で拒否される。
会話にならない。
暴力を振るわれる。
そんな印象が強かった3ヶ月でした。
心の余裕ができた理由も患者
そして最近、
整形外科や脳神経外科の患者が増えてきました。
もちろん、生活復帰をしたいと感じ、
リハビリに意欲的な患者が多かったです。
何よりも嬉しかったのが、
「ありがとう。」
の一言。
ここ3ヶ月、
そんな言葉を言われたことは少なかった気がします。
ですが、久しぶりに感謝の言葉を言われ、
なんか、仕事に誇りを持てた気がします。
こちらこそ、患者に感謝です。
頼ってくれるなら、ぜひともご協力させていただきます。
リハビリテーションの問題
最近、リハビリの分野は拡大中です。
- 神経リハビリテーション
- スポーツリハビリテーション
- 心臓リハビリテーション
- 呼吸リハビリテーション
- 予防リハビリテーション
- 腎臓リハビリテーション
- がんリハビリテーション
- 廃用リハビリテーション
医師の見解の下、患者が必要とするならば、
運動療法や生活指導などを専門とする
リハビリテーション専門職は必要と感じます。
しかし最近では、
無理矢理延命させるような問題や、
拒否するのに無理矢理リハビリをする、
などといった医療の問題が各地で起こっているようです。
もちろん、おとーちゃんの病院でも。
患者がいくら拒否しても、
医師の指示があるのでリハビリをしなければいけない。
寝ていたいのに、起きなければいけない。
もちろん、
起きないと体の機能が回復しない場合も多いのですが。
超高齢で、体が限界なのに、
勝手に医療側で
「トイレ動作獲得」
などといった目標を立てて、起こす、
なんて場合が散見されます。
おとーちゃん個人的には、
患者自身、家族がリハビリを拒否しやすい状況も
作るべきかと。
もしくは、そのような雰囲気づくりが大事なのかもしれませんね。
安楽な最期、無理させたくない家族の気持ち、
などももう少し考慮すべきかと。
家族
食べれなくなっても胃瘻ってやった方がいいんですか?
👨⚕️そうですね、栄養ってのが足りなくなってしまうので、やった方がいいのかなと思います。
胃瘻しないって選択肢もお話するべきではないのかなぁ?
こうなっちゃうんだよ?可哀想🥹#拡散RT希望 #延命は拷問です pic.twitter.com/DHMuQaTr33— 🍑ももか先生🍑@内科医やめた (@dr_momoka) March 17, 2023
おとーちゃんが実際にリハビリテーションに関わる中で、
拒否する方へ無理矢理リハビリを行う、促すのは、
かなりしんどいです。
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