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2023年4月に「こども家庭庁」発足 しかし不安は山積み

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おとーちゃん
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2023年に「こども家庭庁」が発足

いよいよ、今年2023年にはこども家庭庁が発足します。

おとーちゃんてきには、「子ども」に関するニュースは見過ごせない、ということで、いろいろ調べていました。

 

ところがですね、やはり議論は行き詰まっているようで、

そんな議論は置いておいて、先に防衛費を増加しよう!

という政府の決定が発表され、非常に残念に感じていました。

 

子育て現場からは

いくら新しいミサイルを買っても、少子化で自衛隊に入る若者がいなければ防衛にならないのに。

といった声が聞かれているようです。

 

また、

防衛費に先を越されて、どう思うか

とこども家庭庁関連の幹部に質問したところ、

まずは新しい組織作りにていっぱいで、お金のことも同時に、とは難しい

そもそも予算大幅増は新庁ができてからと考えていたので

と悠長ともいえる答えが返ってきたようです。

頭抱えてしまいますね。

 

いまだに少子化対策は、国にとって優先事項には入っていないということでしょうか・・・。

 

内閣府特命担当大臣(少子化対策・男女共同参画担当)には、小倉將信氏という方が任命されています。

この方は、41歳という若さをアピールの1つとして挙げられていましたが。

子育ては未経験だそうです。

育児世代の声をより正確に拾ってくれるのか、正直不安しかありません。

 

 

こども家庭庁とは

こどもの最善の利益を第一として、こどもの視点に立った当事者目線の政策を強力に進めていくことを目指した政府の機関です。

こどもまんなか社会の実現

を最重要コンセプトとして掲げています。

 

総理大臣直属の機関として内閣府の外局に位置づけされています。

これにより、各省の大臣に対して

  • 資料の提出や説明を求める権限
  • 勧告する権限
  • 勧告に基づいて講じた措置について報告を求める権限
  • 勧告した事案に対して内閣総理大臣に意見具申できる権限

を持つことになります。

 

 

こども基本法が同時に施行される

こども家庭庁発足とあわせて、2023年4月1日に「こども基本法」が施行されます。

こども基本法は、こどもの権利をうたったもので、

すべてのこどもが発達段階に応じて、自分に直接関係するすべての事項に関して意見を表明する機会、活動に参画する機会が確保される

と明記されているのが特徴です。

 

基本理念としては、

  • 全てのこどもが尊重され、基本的人権が保障され、差別的扱いがされないこと。
  • 全てのこどもが適切に養育され、生活を保障され、愛され、保護されるなどの福祉の権利が等しく保障されること。また、教育の機会が等しく与えられること。
  • 全てのこどもが年齢や発達に応じて、自分の意見を表明できる機会が確保されること。
  • 子育ては家庭が基本であり、父母などの保護者が第一の責任を負う。十分な養育が家庭で困難な場合、こどもの養育環境を確保する。
  • 家庭や子育てに夢を持ち、子育てに喜びを実感できる社会環境を整備する。

 

また、こどもに関する施策を作る、また実施する際、こどもの意見を反映させることが、国と地方公共団体に義務付けられます

こどもの人権が尊重され、教育と福祉を保障することが重要で、また子育てにおいては家庭が第一という考えが明記されております。

 

おとーちゃん的には、どのようなやり方でいろんな面で未熟な子どもの意見を反映させるのかが課題かなと思います。

基本的に、子どもの考えは親の影響が反映されやすい、もしくは親に潰されてしまいかねないため、なかなか難しい問題のように思います。

その点は今度も粘り強く見ていきたいですね。

 

 

こども政策に予算がまわらない日本

経済協力開発機構(OECD)の2017年の統計では、

こども・子育て支援への公的支出の対GDP比をみると、

日本は1.79%

フランス、スウェーデン、イギリスなどは3%以上。

日本とフランスでは約2倍の違いが。

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坂田奈央(2022年5月5日付 東京新聞朝刊)

 

岸田総理は「こども関連予算の倍増」を打ち出し、期待が高まった時期もありました。

ですが、結局は議論が深まらず、2023年6月にとりまとめる、いわゆる「骨太の方針で道筋を示す」と発表し、検討を先送りにしました。

 

防衛費に関してはあんなに円滑に進むのに・・・。

もはや子ども政策、少子化対策などといわれる類の話は、優先度最底辺なのか?とも思ってしまいます。

その辺の考えを、ぜひ国会で、カンペなしで語っていただきたいですね。

 

 

保育園の先生にはとても感謝

保育現場での職員配置基準(1人の保育士が何人のこどもを担当するか)は、ずっと課題とされていますよね。

現在の配置基準は、

  • 0歳児:こども3人に保育士1人
  • 1~2歳児:6人に1人
  • 3歳児:20人に1人
  • 4~5歳児:0人に1人

だそうです。

 

うちの娘ちゃんは今月で2歳のため、

担任の先生は、うちの娘ちゃんを6人分面倒見ている、ということになります。

「このわんぱくで、まだまだいうことが聞けなくて、イヤイヤ期で、すぐに体調を崩してしまう子たちを6人も見ているの!?」

しかもおとーちゃんとおかーちゃんが仕事終わるまで・・・。

 

本当に感謝です。

本当に。

 

配置基準そのものを変更するためには600億円が必要で、額が大きすぎるため、実現を断念したという過去もあるようです。

5年間で約43兆円確保する防衛費の問題よりも、はるかに難易度が低い気もするのですが、

やらないんですね。

なんかいろんな記事を読めば読むほどいいことが書かれていなくて悲しくなります。

 

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