新型コロナウイルス感染症 発症7日目
事態は突然起きました…。
朝の7時くらい。
家族3人寝ていましたが、娘ちゃんが急に
「ゴッホゴッホ！！」
激しく咳き込みました。
急な咳き込みにおとーちゃんもおかーちゃんも飛び起き、背中をトントン。
咳の音としてはゴロゴロしていたので、おそらく痰が絡んだか。
確かにここ数日、鼻水がダラダラだった娘ちゃん。
鼻水が気管まで落ちていったことによるものでしょうか。
さらに、嘔吐してしまい、両親さらに焦る。
嘔吐は一度で治まり、痰？みたいなものが出てきました。
嘔吐はやばい！？
子どもが嘔吐を繰り返す時や、ぐったりしている時は、もちろん救急車を呼ぶべきです。
腸回転異常症などの重篤な疾患が隠れているかもしれないからです。
ですが、今回の嘔吐は「咳き込み嘔吐」と思われたため、おとーちゃんとおかーちゃんはとりあえず様子見としました。
本来咳は、
- 気道への直接刺激
- 気道に溜まった分泌物の排出
の2つの要素があります。
1.は突然「エホエホッ」となる咳で、ウイルスにより気道が過敏になっていることが原因です。薬で止めるのは難しいとされています。
2.に関しては、実は気道炎症の治癒機転といわれており、処理されたウイルスや白血球の死骸が痰となって気道に溜まり、不要物を出そうとして二次的に出る咳です。
子どもは大人とは違い、
- 咳き込んで痰を出す力が弱く、
- 咳をすると同時に胃に空気を吸い込むのでお腹がパンパンになり、痰と共に胃内容物も出てきてしまうことがあります。
痰を出さなければ、ウイルスや細菌が気道に溜まり、気管支炎や肺炎といった大変な病気になってしまいます。
そう考えると、「咳き込み嘔吐」は悪いことではなく、むしろ生理的に肺炎などを防止する大切な反応なのです。
なのでうちの娘ちゃんのも緊急事態とは捉えませんでした。
ですが病院には薬の相談はしました。
「咳止め」ではありません。
咳を止めては痰が出ません。
痰をなるべく早く出してあげるためには、「痰切り」の薬です。
カルボシステインが有名です。
この薬は痰の量を減らして、痰の性状を正常に近づけてくれます。これによって、痰をさらさらにして外に出しやすくしてくれます。
これで少しでも娘ちゃんが落ち着いてくれるといいのですが・・・。
ぜひ、同じようなお子さんがいれば、医師に相談してみてください。
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