高齢者は子育て支援を望まない
朝のニュースを見ていて、
おとーちゃんは衝撃を受けました。
自民党・公明党が少子化対策をしないのは、有権者が少子化対策を望んでないからです。
日本人の3割は年金受給者。
80代女性「『子育てに重点的』それ大事かもしれないけど、私はあんまり好きじゃ無い。」
70代女性「子どものために使うかわかんないでしょ。母親がだけど」pic.twitter.com/gRCt8xPGwU— ひろゆき (@hirox246) March 4, 2023
話題は、子育て支援について。
岸田総理も、「異次元の少子化対策」を検討中、
各自治体でも、兵庫県の明石市など子育て支援を検討・実施するところが出てきました。
ですが、それについてのインビューにて、
「私はあんまり好きじゃない」
「子どものために使うかわかんないでしょ?母親がだけど。」
「早くいなくなってほしいんでしょ。」
といった高齢者のコメント。
あー、子育て世代がただただお金を欲しいって思ってるんだ・・・。
っていうのがおとーちゃんの感想です。
高齢者が若者から搾取する税制
ドラッケンミラー氏をご存知でしょうか。
ジョージ・ソロス氏のクォンタム・ファンドを運用していたことで有名なファンドマネージャーです。
ドラッケンミラー氏は、
高齢者が若者から搾取する税制を痛烈に批判しています。
「高齢者はここ30年か40年の間、制度を通じて、
若者世代からの資産移転を実行してきた。
アメリカの平均的な65歳は、生涯で政府から受け取るお金が支払うお金よりも32万5000ドル多くなる。
だが若者かこれから生まれる世代は、
支払う金額が受け取る金額を大きく上回る。」
ドラッケンミラー氏が注目しているのは、
世代によって、どれだけ支払い、どれだけ受け取るかが違うという点だそうです。
若者から吸い取られたお金は、どこで使われているか。
それが医療費や社会保険です。
これらは、
高齢者が自分で払っているのではなく、
若い世代が払っている、
という仕組みになっていますよね。
ドラッケンミラー氏は、この仕組みを、
世代間の窃盗
と呼んでいます。
この制度は、
払ったお金がそのまま戻ってくるわけではない、
という致命的欠陥があります。
払ったお金が戻ってくるだけなら、
世代間の問題は存在しないはずですよね。
自分のお金が、自分へと後から返ってくるだけです。
政府が運用するような年金は、
制度が破綻して返せなくなれば
「返すお金を自由に減額できる」ように
始めから設計されており、
実際にそのようになってますね。
だから世代間で問題が起こるんですね。
日本でもアメリカでも政府債務が莫大な金額になり、これをどうするのかという議論がされています。
しかしドラッケンミラー氏に言わせれば、
「そんなことは笑い事に過ぎない。
なぜならば、本来負債とカウントすべきだが、
カウントされていない社会保険のようなものがあるから
である。」
とのこと。
社会保険料は「収入」なので、
返す時のことなど考えずに使ってしまっても
何の問題もないということになります。
なので少なくともいえるのは、
日本において、
恩恵は政治家の票田、その次に高齢者にいっていて、
若者にはいっていないということですね。
実際に、
- 平日に自由に旅行できる高齢者のための全国旅行支援
- もう働いていないため収入のない住民税非課税世帯である高齢者世代への給付金
が代表例です。
おとーちゃんたち若い世代は、税金を払うだけです。
なにも恩恵が来ていません。
高齢者の財政支出の恩恵と年金受け取る、
いわば二重取り状態です。
子育て支援 少子化対策は日本経済のため
なにも、
おとーちゃんたち若者世代にお金が欲しい、
とただただ嘆いている訳ではないと思います。
少子化は進み、現状出生率の低下が顕著です。
その中で日本が経済成長できるはずがありません。
経済大国であったはずの日本が、
豊かさの目安となる1人あたりの名目国内総生産(GDP)が世界20位です。
円安が進み、物価高が進み、でも賃金は上がらず。
この状況で、日本の経済の資本となる、子育てができるはずがありません。
人口が増えません。
その根本を解決するために、
現在の若者世代が声を上げています。
それを理解せず、
「子育て支援は甘やかし」
と言っている高齢者には、
とても残念に思ってしまいます。
どうかそこの理解をおねがします。
岸田総理。
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