TV番組にて
おとーちゃんは、この番組結構好きでして、
世界情勢や経済状況、日本の現在、歴史などをとてもわかりやすく解説されています。
先日この番組にて、「お金」がテーマとして取り上げられており、
日本の経済がなぜこんなに低迷しているのかについて解説されていました。
そのお話の中で、気になったのが、
「日本人が意地悪だから発展しない」
「日本人は損をしてでも他人の足を引っ張る傾向にある」
という内容。
なんかこの言葉は、しっくりきたというか。
否定はできないし、認めたくないし、でも納得したというか。
確かにな、って思ったんです。
日本人の意地悪さとは
以前、ひろゆき氏も似たようなことを言っていました。
- 「コロナ以前では日本の場合、産業の足を引っ張るように規制が入ることが多いですからね。」
- 「ドローンも日本のメーカーは強かったんですけど、なかなか簡単には飛ばせなくなりましたし。自動運転もリスクを考えると完全導入は先になりそうですからね。一時期、「深夜に人が集まって踊ることは違法だ」とか言われて、クラブ文化が潰されそうになったときもありました。」
- 「スーパーコンピュータを作っているPEZYの元社長の齊藤元章さんとか、Winnyの金子勇さんとか、コンピュータの分野で技術を持っている優秀な人が、見せしめのように逮捕されるじゃないですか。堀江貴文さんのライブドア事件もそうでしたが。
それらって、「なんか最新テクノロジーで悪さをしようとしている」というような正義感が先行されていて、その代わりに日本の成長が止まってしまったという象徴的な出来事だという気がしますけど。」
日本社会が不寛容なことは、学術的にも証明されていることらしく。
被験者に集団で公共財を作るゲームをしてもらったところ、日本人は米国人や中国人と比較して、他人の足を引っ張る傾向が強いとの結果が得られたそうです。
この研究は被験者にゲームをしてもらい、公共財に投資をすると自分はその利益を得られる一方、公共財であることから相手にも利益があるという状況を想定し、被験者がどのような行動を取るのか確かめる、という内容です。
この研究から、
相手がタダで利益を得ているといっても、
「自分も儲かるので投資は行うという人」
と、
「相手がタダ乗りするのは許せないという感覚から自分の利益が減っても、相手の利益をさらに減らそうとする人」
に分かれるということがわかっています。
日本人には、後者の傾向が強いと顕著に現れたそうです。
学術的には、スパイト行動(悪意、意地悪)と呼ぶそうです。
さらに、
この実験を繰り返していくと、他人の足を引っ張る行動が制裁として機能するようになり、徐々に協力的になっていくという結果が得られたのです。
日本人はよく他人の足を引っ張る一方で、
他人からの制裁を恐れ、過剰なまでに組織や上司に忠誠を誓うというケースがよく見られます。
日本の長時間残業やサービス残業はその典型ですね。
他人の足を引っ張る行動が、恐怖を生み出し、これが逆に組織の秩序をもたらしていると考察されています。
おとーちゃんの仕事に当てはめてみると
おとーちゃんは理学療法士で病院勤めです。
そんなおとーちゃんの周囲で、「日本人らしい意地の悪さ」を探してみると、すぐに見つかりました。
理学療法士は専門職です。
体の使い方や動き方を変える専門職です。
国家資格でもあります。
なので常に自己研鑽の日々なのです。
しかし、技術・知識が向上してきて、職場で活躍したり、意識高くみんなで共有したりしようとすると、
「技術がない上司」から、
- 「それ残業だよ」
- 「みんなを巻き込まなくていいよ」
- 「こっちのチームはこっちでやるから」
と、跳ね返されてしまいます。
そんな意識先輩が5〜6人おり、私も尊敬していたのですが、上司からの「意地悪」により、辞めていきました。
技術や知識をみんなで手に入れる、というよりも
新しいことでなんか悪さされる?変えられてしまう?という正義感なるものが働くのでしょうか。
出る杭は打たれる
まさにこの言葉通りの社会が、日本全体で形成されているのだな、と
今回の研究や自分の経験を通して感じました。
これの解決策ってあるのでしょうか?
おとーちゃんは正直思いつきません。
どうすればいいのでしょうか・・・。
思いついたらまたブログで書いてみたいと思います・・・。
どなたか解決策があれば教えてください・・・。
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