先日、おとーちゃんの職場でも新人歓迎会が開催されました。
かつての歓迎会といえば、
「おつぎ(お酌)」
「挨拶」
「若い人が率先して取り分ける」
など、伝統的な“儀式感”がありましたよね。
しかし、最近ではそれらの所作が「古い」「時代遅れ」という声も増えてきています。
本当にそうなのでしょうか?
また、無意識のうちにハラスメントに当たってしまう可能性はあるのでしょうか?
今回は、そんな新人歓迎会の「いまどきマナー」と「安心して楽しむための心得」についておとーちゃんなりにまとめてみました。
変わりつつある歓迎会文化
かつての歓迎会は、上下関係が色濃く反映されていました。
ベテラン社員が新人にお酌を求めたり、若手が率先して料理をよそったり。
それは一種の“通過儀礼”のようなものでした。
しかし最近では
- 無理に上下関係を演出しない
- 飲酒の強要をしない
- 自発的かつフラットな交流を心がける
といった価値観が広まり、昔ながらの風習は徐々に姿を消しています。
お酌や取り分けは「やらない方が良い」の?
お酌:「しなくてもいい」けど、「してもいい」
以前は「先輩が新人にお酌する」光景が当たり前でしたが、必須ではありません。
むしろ、
- 「お酌は個人の意思に任せ」
- 「相手が要望すれば、自分からそっと気配り」
が望ましいと思っています。
無理強いせず、相手に確認してから行うとスマートかな、と。
取り分け:「率先してやる」より「自然にやる」
若手がさりげなく取り分けを手伝うことは歓迎されます。
ただし、あくまで自主的に「手が空いていたら」「声をかけられたら」行う程度で十分です。
無理に積極的にやる必要はありません。
自己紹介や挨拶:簡潔かつ前向きに
伝統的に新人が順番に挨拶を行うスタイルは今でも残っています。
- 簡潔に自己紹介
- 趣味や出身地などの“ちょっとしたエピソード”
- この職場でどんなことを頑張りたいか
といったポイントに絞って話すと、会が明るくなります。
ただ、長々と話す必要はなく、1分〜2分以内で終えるのが理想です。
ハラスメントに注意:楽しい宴を守るために
かつての文化の中には、「飲めない人への強要」「しらけた雰囲気を許さない空気感」「身体的接触を伴う儀式」など、ハラスメントに該当しかねない要素も含まれていました。
現在では、
- 「飲める人」だけの飲み会ではなく、飲まない人も楽しめる配慮
- 嫌がる人にお酌したり、無理に飲ますのをやめる
- 食事や飲み物の好みを尊重
- プライバシーや身体的接触を避ける
といった点が重要視されています。
万が一問題が起きても、本人が「その他の社員がいる前でやめてほしい」と相談できるような安心な雰囲気づくりが大切ですね。
もし、何か該当するようなことがあれば、すぐに第三者に相談すべきです。
まとめ:歓迎会を「心地よく」「安心して」楽しむために
ポイント | 内容 |
---|---|
礼儀 | お酌・取り分けは主体的に。やらない自由もある |
挨拶 | 気負わず1〜2分。前向きで明るいエピソードを添えて |
飲みの強要 | NG。飲めない人には無理させず、選択を尊重 |
安全な場づくり | 言動に配慮し、不快を感じさせない工夫を |
雰囲気 | フラットで自然な関係性を重視 |
新人歓迎会は、新しい仲間との良い関係をイチから築く場でもあります。
形式に囚われすぎず、自然な気遣いと礼儀を持ちつつ、みんなが快適に過ごせる配慮を忘れないことが肝心です。
最後に、おとーちゃんから新人のあなたへ――
これから一緒に頑張っていけるよう、食事会でも仕事でも、まずは元気な笑顔と素直な挨拶から。
それだけで、先輩たちには最高の印象です!

このブログは、とあるスズキ家のおとーちゃんが、家族のことや暮らし、育児、社会、健康のことなどをのんびりと綴るブログです。
日々のちょっとした出来事が、誰かの共感や癒しになればうれしいです。
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