


次女が産まれました
2024年の秋終わりに、無事に次女ちゃんが産まれました!
ぱちぱちぱち。
おかーちゃんも2度目の出産頑張りました。
よかったよかった。
2度目も自然分娩で産まれたのですが、長女ちゃんの時とはまた違う出産劇でしたね。
なぜなら、立ち会いができ、長女ちゃんもいろんなことを我慢して、家族みんなで挑んだ出産だったからです。
長女ちゃんの時と同様に、おとーちゃん目線で振り返ってみようかと思います。
出産の1週間前
今回の妊娠期間は、よくお腹が張ると言っていたおかーちゃん。
長女ちゃんの妊娠期間は全くなく、元気いっぱいだったのに。
苦しくなったり、吐き気がしたり、栄養を取らなければいけないのになかなか食事が喉を通らない10ヶ月でした。
そのため、家事や長女ちゃんと遊ぶことなんてできず、辛い生活を送っていたのです。
しかし、定期検診ではお腹の子は順調に成長しているようで、
「頑張って産む!!」
と意気込んでおりました。
よく張っているお腹をなでながら、
「つるんっ、するんって出てくるんだよ〜。」
なんて声がけしておりました。笑
(長女ちゃんの出産が大変でしたから。)
そんな中、予定日の約2週間前の夜中。
お腹の張りがいつもより強まったようで、不安もあり病院へ電話したおかーちゃん。
「念の為検査しますので、病院へ来てください。」
と、医師より言われたようで、おとーちゃんも起こされ、飛び起きました。
深夜でしたが、そろそろ予定日ということもあり、宿泊用具やおとーちゃん・長女ちゃんの出かける準備はしてから寝るようにしておりました。
急いで寝ている長女ちゃんに防寒着を着せ、靴下を履かせ、急いでみんなを車へ。
長女ちゃんも半分寝ぼけながら、緊急事態感を感じたようで、車の中でも眠れませんでした。
持ってきたタオルを一生懸命握って、不安そうにしていたのを覚えています。
病院へ着くと、おかーちゃんが長女ちゃんに向けて、
「ちょっとだけ先生に診てもらってくるね。すぐに戻るから。」
と抱きしめて病院へ入っていきました。
実際、検査には1時間ほどかかるようで、もし産まれる兆候であればそのまま入院となるようでした。
その待っている1時間で、徐々に不安が増していく長女ちゃん。
深夜なのに全然眠れません。
挙げ句の果てに泣いてしまいました。
正直、おとーちゃんも心配で、駐車場に停めた車の運転席で2人で抱き合っていました。
結果、
何事もなくおかーちゃんは帰ってきました。
泣きながら出迎えた長女ちゃん。
めちゃくちゃ安堵したようで、帰りは寝ていました。
何事もなくよかったのと、出産の予行練習になったね、とおかーちゃんと話していました。
まさか本当に同じ状況が来るとは・・・。
またまた深夜の破水
そして出産した日のこと。
予定日の約1週間前でしたが、普段通り睡眠についたスズキ家でしたが、熟睡していたおとーちゃんは再びおかーちゃんに起こされました。
「ごめん、破水かも。」
飛び起きるおとーちゃん。
なんか3年前にも1週間前にも、おんなじ状況を経験したような・・・。汗
すぐさま病院へ電話し、長女を連れて3人で病院へ向かいました。
1週間前と同様に、長女はいろんなことを悟ったのでしょう。
車の中でなかなか眠ることができずに、不安そうにタオルを口に当てていました。
そしておかーちゃんも、
「大丈夫かな…。ちゃんと産まれるかな…。」
と、不安そう。
「大丈夫。こっちは任せて。呼ばれたらすぐ駆けつけるから。」
と、おとーちゃんは寄り添うように言葉をかけるしかありませんでした。
車の中で少しずつ陣痛を感じていたおかーちゃん。
長女ちゃんの時は破水しても元気だったので、
もしかしたら今回はすんなり産まれる?
そんな期待もありながら、病院に着きました。
おかーちゃんとハグして、
「また後でな。」
と、送り出しました。
おかーちゃんは、長女ちゃんにハグし、
「頑張って赤ちゃん産んでくるから、いい子に待ってるんだよ。」
と、声をかけると、涙が溢れてくる長女ちゃん。
おとーちゃんと長女ちゃんで、見送りました。
長女ちゃんの寂しさが爆発
おかーちゃんを病院へ送り出し、30分程度は検査のために駐車場待機をしていました。
その間、長女ちゃんは寂しそうに待っており、なかなか寝れません。
一緒に暖かい飲み物を買いに行きましたが、持ってるだけ。
検査の結果、破水だとわかりすぐには産まれなさそうとのことで、おとーちゃんと長女ちゃんは帰宅することに。
おかーちゃんは入院決定。
今回の出産では立ち会いが認められていたので、おとーちゃんは再度連絡をいただいたら駆けつける予定です。
しかし、子どもの立ち会いは認められていませんでした。
そのため、長女ちゃんはこの時点で約5日間は会えないことに。
「今からおかーちゃんは、赤ちゃんを産むために病院に入院するからね。だからおとーちゃんと先に家に帰ろう。」
と、なんと伝えればいいか迷いながらも、真実を伝えました。
するともう、長女ちゃんの目からは大量の涙。
そうだよな。
寂しいよな。
帰りの車で何度ティッシュを取ったか。
その長女ちゃんを見て、おとーちゃんももらい泣きしそうでした。
家に着いた時点で、まだ朝の4時。
一緒に布団に入り、なんとか寝かしつけて、すでに朝の5時。
おとーちゃんは寝ずに着替えや洗面、朝ごはんの準備にかかりました。
今回の出産では立ち会いが許可されていたため、立ち会いの際にはおかーちゃんの実家に長女ちゃんを預かってもらう予定でした。
長女ちゃんが朝の8時くらいに起き、少しだけばーちゃんちに行くことを伝えると、またまた大量の涙。
普段遊びに行く時とは、状況が違うことをしっかり理解しているようです。
「赤ちゃん産まれたら、すぐに迎えに行くからな。」
とだけ伝えました。
朝ごはんを食べ、お着替えをして、ばーちゃんちに連れていくと、やはり号泣。
「やだー!おとーちゃんといる!!やだ!涙」
必死に抵抗する長女ちゃん。
じーちゃんがやや無理やり剥がしてくれて、おとーちゃんは急いで病院へ行きました。
いざ立ち会い
病院へ着いた時点で、確か朝の10時くらい。
まだ立ち会いのための呼び出しはきていなかったので、少し駐車場で待機。
長女ちゃんの出産の時も長丁場だったので、温かい飲み物を買って、備えていいました。
しかし、すぐにおかーちゃんよりLINEが。
「もう来ていいって!!」
おっ!
もう産まれる!?
よし!いくぞ!
的な感じで、すぐに駆けつけました。
看護師さんに分娩室に案内されましたが、昔からある病院だからか、ドラマで見るような華やかな分娩室ではなく、どちらかというとやや暗く、手術室にいくような雰囲気でした。
「こちらです。」
と、看護師さんに案内され、おとーちゃんは緊張しながら入ると、
「ふー、ふー、ふー、うーーーー痛い痛い・・・!」
と、陣痛と全力で闘ってるおかーちゃんがいました。
初めて見る命懸けのおかーちゃんを見て、おとーちゃんは泣いたりするのかなと思いましたが。
・・・全くそんな気持ちにはなりませんでした。
どちらかというと、理学療法士として手術室などに入っていた経験もあるので、現場感の方が強く、おかーちゃんを支えなくては!という気持ちの方が勝り、
「来たよ。もう大丈夫。一緒に頑張ろうか。」
と声がけをし、
一緒に呼吸をして痛みと闘い、
背中を必死に摩り、
テニスボールをお尻に全力で押し込みました。
正直、自分でも、おかーちゃんのもがく様子をみて、狼狽えちゃうかなと思っていたのですが、強く振る舞うことができてよかったです。
なんか、看護師さんや看護学生さんからも褒められたようです。笑
なんなら、点滴が抜けちゃわないか、逆流がないかの管理までしてました。笑
ですが、闘いはこれから。
おとーちゃんが駆けつけてから、すでに2時間。
陣痛は強まっていますが、子宮口が開かずになかなか産まれません。
心の中では「まだか?まだか?」と思っていましたが、強い陣痛と闘っているおかーちゃんを前にして、そんなことはもちろん言えません。
「痛いな。もう少しだ。赤ちゃんも出てくる準備頑張ってるんだ。大丈夫。ちゃんといるから。大丈夫。大丈夫。」
みたいな声がけを延々としてました。
何度も何度も、助産師さんが子宮口を確認してくれていたのですが、なかなか開きません。
それにはおかーちゃんも絶望していたようです。
「また上手く産めないのか・・・、いや、今日中には絶対に産む!」
と、絶望しながらも、全力で気合を入れていたようです。
そしてついに、
「はい、全開〜。」
と、子宮口が開いたようです!
でも、まさかのあっさりした助産師さんの一声だったのですが、ドカドカっと医師・助産師さん達が約7~8名くらい急に分娩室に入ってきました。
お産が始まるようです。
青いシートをかけたり、いろんな器具を持ち込んだり、おかーちゃんの姿勢を整えたり。
おとーちゃんは頭側にいるように指示されました。
おかーちゃんは、「はい、全開〜。」の助産師さんのあっさりした一声は聞こえなかったようで、何が起こったか分からないようでした。
でも、強めの助産師さんが一生懸命説明してくれて、
「もう産まれるよ!でもまだいきまないで!タイミング教えるから!!」
「産まれるの!??痛い痛い!!!ふー!ふー!」
おかーちゃんの、顔の血管が破けそうな必死な顔をみながら、おとーちゃんも一緒に手を握ります。
いざ、いきむよう指示され、おかーちゃんの必死のいきみに、おとーちゃんも一緒に声を出しました。
そして、4度ほどいきんだのち。
「んぎゃー!んぎゃー!」
と、高らかに声を上げてくれた次女ちゃんが産まれました!!!
「あ゛ーーーー泣!やって出てきてくれたーーー泣!よかっだー泣」
と、おかーちゃんも嬉しそう。
おとーちゃんもおかーちゃんを抱きしめながら一生懸命動画を回しました。
本当に壮絶でした。
おとーちゃんも一緒にいれてよかったです。
おかーちゃんへ
「本当に頑張ったな。まずはお疲れ様。」
と一言かけました。
おかーちゃんからも、
「いてくれて、本当にありがとう。」
と言ってもらえました。
そのまま1時間くらい一緒にいることができ、おかーちゃんの食事にも付き合ったのち、おとーちゃんは帰宅することに。
入院中の面会も、3回できるとのことだったので、
「また来るね。」
と、安心した気持ちで帰宅することに。
しかし、
おとーちゃんの仕事はまだ終わっていません。
全力で寂しがっていた長女ちゃんのお迎えです。
長女ちゃんの寂しさを全力で受け止めました
病院を後にし、義理母に連絡。
無事産まれ、いまから長女ちゃんをお迎えに行きます、と。
しかし義実家に着くと、長女ちゃんまさかの爆睡。
遊び疲れたのかと思ったら、ずっと寂しそうに泣いていたとのこと。
泣き疲れて寝てしまった様子。
義理母から、
「起きたら家に届けるから、先に帰って少し休んだら?」
と気遣いくださったので、先に帰ってご飯の準備や家の片付けなどをすることに。
その後、長女ちゃんが起きたようで夕方に義父母とともに家に帰ってきたのですが、
「・・う゛っ・・・う゛っ・・・泣」
と、もはや声にならない泣き方をしていました。
おとーちゃんはすぐに抱きしめ、
「頑張ったな。頑張ったな。」
と、無事に引き取りました。
しばらくはソファで長女ちゃんを抱っこして、泣いてもらいました。
無事に次女ちゃんが産まれ、おかーちゃんも必死に頑張ったことを伝え、長女ちゃんも本当によく我慢したことを褒めました。
この件以上に泣いているのを、見たことがないくらい泣いていました。
それに釣られて、おとーちゃんも一緒に泣いてしましました。
予定では、次の日は保育園の予定でしたが、休ませました。
おとーちゃんも仕事を休み、2人で家でゆっくりすることに。
おかーちゃんにも電話をして、何度も泣いた長女ちゃん。
病院に面会に行くことはできませんでしたが、駐車場に停めると、2階の窓からおかーちゃんの顔は見れる状況だったので、窓越しに会いに行きました。
その帰りも泣いちゃう長女ちゃんでしたが、おとーちゃんとお寿司を食べに行ったり、遊びに行ったり、寂しさを紛らわせながら、なんとか過ごしました。
おかーちゃんの入院は5日間でしたが、あんなに寂しい思いをした5日間は初めてで、おかーちゃんがいないというのもありますが、長女ちゃんの気持ちを考えると、おとーちゃんも寂しくなってしまう・・・。
しかも、仕事も保育園もいかなきゃ行けなかったので、 バタバタしながらの2人生活でした。
(毎晩2人で泣いたことは、おかーちゃんには秘密です。)
そして、退院の日。
長女ちゃんも大はしゃぎ。
おかーちゃんと妹が帰ってくるということで、本当に嬉しいようです。
「髪もかわいくして!!」
と、不器用なおとーちゃんが20分くらいかけておめかししてあげました。笑
病院に着き、おかーちゃんが出てくるであろうエレベーターの前で、長女ちゃんはずっと立ちんぼ。
「まだかなー。」
とおとーちゃんとエレベーターを行ったりきたり。
本当におかーちゃんが大好きな3歳の娘です。笑
するとおかーちゃんからLINEが。
「いまいくよ!」
長女ちゃんに、
「いま来るって!」
と伝えると、
「やったーーーー!」
と大はしゃぎ。
エレベーターの前で、気をつけの姿勢で待っていました。笑
そして、無事おかーちゃんが来ました。
・・・。みんなで抱き合いました。
おかーちゃんも、長女ちゃんも安心したようです。
・・・おとーちゃんも。
・・・帰って、ゆっくりしながら次女ちゃんを眺めて、夜は誕生会をしました。
なんか振り返ると、また泣きそうですが、本当によく頑張った。みんな。
おかーちゃんも、
長女ちゃんも、
次女ちゃんも頑張った。
おとーちゃんも頑張った。
これからみんなで楽しく暮らします!



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