師匠の言葉
おとーちゃんは理学療法士です。
医療現場の専門職であり、特に動きのプロとしての役割があります。
- 歩けるようにする
- 生活の質を上げる
- 病気から復帰させる
- 病気や衰えを予防する
などなどです。
理学療法士も、医師や看護師などと同様に、
日々勉強です。
おとーちゃんは毎日1時間は勉強するように心がけております。
そんなおとーちゃんには、職場に師匠がいました。
(もう辞めてしまったのですが・・・。)
そんな師匠から言われた、今でも大事にしている言葉が、
「他の人の担当患者もしっかり評価しなさい。」
です。
もちろん自分の患者をしっかり考えるという前提があってのことですが、
他の人の患者を代行で診る時、
リハビリ室で他の患者を見かけた時、
ただ仕事をこなすように対応するだけでなく、
何に悩み、何を改善したいと思っていて、
どんな生活をしており、どんな動きをしているか。
他人の患者でも常に質を見ることを教わっておりました。
他人の仕事ぶりにイライラ
この師匠からの教えを今でも忠実に守っております。
他人の患者を代行で入る際も、自分が担当だと思い、1から評価します。
申し送りに書いてある通りの治療をすることは少ないです。
そのため、常に本気で患者に接するようになりました。
しかしですね、それが影響してなのか、
中途半端に治療をしている人がいると、イライラしてしまうようになりました。
なんでこんなことしかやってないの?
なんでちゃんと話を聞かないの?
なんでちゃんと説明してないの?
こんな感じ。
自分でも良くないと分かっているのですが、
できる限りの治療を提供するのが、医療だと思うので、
手を抜いている感、努力をしていない感、が見えると
やっぱりイライラしてしまいます。
「他人のことでイライラしない」が今年の目標
一時期、そのイライラのせいで、家に帰り度に頭痛がしていました。
おかーちゃんいずにはいられませんでした。
そこでおかーちゃんと話したのが、
「他人のことでイライラしない」
でした。
他人の患者をみて、自分なりに勉強するのは続ける、
でも、他人の失敗や努力不足に対しては、「他人事」と考えること。
他人が手を抜いていて、努力をしないことに対して、
おとーちゃん自身が怒る必要はないなと。
おかーちゃんと話していてそう思いました。
今は絶賛そう思い込み中です。
最近はそれほどイライラしなくなったように思います。
イライラを自宅に持ち帰り、家族との時間が減っては困りますからね。
ここは努力できるところかなと。
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